代表弁護士ブログ

2012年7月23日 月曜日

防災と危機管理

先日、当事務所のパートナー弁護士が防災管理者講習を受講してきました。従前秘書の中から防災管理者を選定していましたが、防災管理者は緊急時において所員を統率して安全な場所に避難させるなど指導的役割があることから、より上長であるパートナー弁護士を防災管理者に指名し、研修を受けてもらうことになったものです。防災管理者の研修結果についてはオフイスミーティングで発表してもらい、危機管理体制について所員で情報共有を図っていきたいと思います。

私どもの事務所では、従前からBCP(Business Continuity Plan)を策定し、地震、火災、疫病の蔓延、大規模停電、パートナー弁護士の死亡などへの備えを行っておりましたが、先般の東日本大震災に対して十分な対応が可能であったかを再検証しております。特に、交通機関の途絶による所員の帰宅困難の状況は想定していませんでしたので、所員の住居を把握し、万一の場合には近傍に居住する他の所員の部屋に分散宿泊できる体制も重要になってきます。東京都の地図に各所員の帰宅ルートを記入し、誰がどのようなルートで帰宅することになるかを確認することになりました。また、各自に防災グッズを常備し、自転車を購入し、万一の場合には当事務所への宿泊が可能な体制に整備しております。

火災やビルの倒壊の際には顧客の貴重なデータの保管が重要になることから、2週間に1回の割合で外部の専門家によりサーバーデータのバックアップを取得し、UBSに保管されたバックアップデータは東京から離れた埼玉県の金庫で保管するようにしています。今回の大地震では、エレベータがストップしてしまいましたが、万一の火災を考えた場合、高層階に事務所を有することは危機管理の対応から安全性に問題があると判断し、当事務所では火災やビルの倒壊における危険をできるだけ回避する目的で従前からビルの5階のフロアに事務所を設けております。

その他、クライアントから受領した貴重品については、基本的に当事務所の金庫で保管していますが、高価なものや安全性がより高いもの(例えば株券や供託委任状)については、みずほ銀行本店の地下貸金庫を年間契約しており、銀行の地下金庫で保管するようにしています。

危機管理としては、上記の他にも保管データの消失や、個人情報の流出、悪意による風評被害、インサイダー取引その他意図しないままに犯罪行為に巻き込まれたり、民事介入暴力として業務の過程で業務妨害にさらされるなど様々な状況が想定されます。危機管理の対応はこれで十分ということはあり得ませんので、常日頃から、所員及びクライアントの皆様の身の安全をどのように確保していくかは重要なテーマとして引き続き検討を加えていく必要があると考えています。また、戦争や疫病、大規模災害に対して法律事務所としてどのように社会貢献していくかも重要な役割であると理解しております。

投稿者 Kuribayashi Sogo Law Office

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