代表弁護士ブログ

2013年5月29日 水曜日

Peace Field Japan(PFJ)の活動について

イスラエルとパレスチナの子供たちの交流を図るNPOとしてPeace Field Japan(PFJ)という団体(非営利活動法人)があるのをご存じでしょうか。PFJでは、毎年イスラエルとパレスチナの子供たち(基本的に15歳から20歳までの女性)各4名くらいずつを日本に招待し、日本の大学生(女子大生4名)と一緒に1週間小菅村で生活を行うという取り組み(絆プロジェクト)をしています。日本の学生にとっては、全く環境の異なる国の学生たちと一緒に生活をするわけですので、カルチャーショックが大きいと思いますが、それにもましてイスラエルとパレスチナという普段まったく交流のない学生たちと一緒に生活を行うわけですので、両国の間を取り持ちながら円滑に生活を進めていくという意味でも非常に大きな役割であると思われます。この団体の目的は、もちろん日本のボランティア団体としてイスラエルとパレスチナの和平進展に何がしかの協力をするというもので、運営は主として日本の大学生のボランティアで行われています。活動資金をフリーマーケットの販売で稼ぐなどユニークな取り組みもありますが、理事長はジェトロの中近東の国々で多く代表を務めている村橋靖之さんが行っており、中東地域への十分な理解と知識を有しているうえ、ボランティアの活動も、資金の調達から組織化においてまで極めてプロフェッショナルなものです。

ご存知のようにイスラエルとパレスチナは敵対関係にあり、現在では両国の国境線に巨大な壁が出来て双方の行き来が非常に難しくなっています。今から20年前に栗林が初めてイスラエルを訪問した時は、エルサレムから観光バスでベツレヘムの生誕教会に行けましたので、かなり環境が変わってしまったと思われます。イスラエルは、ハイテク国家としてIT分野を中心に産業を活性化させ、アメリカとの関係を深めるなど国際的プレゼンスを高めている一方で、パレスチナについては、国際的支援を受けられてはいても、今後の国家の見通しについて確たるものがなく、かなり閉塞感につつまれているものと思われます。日本政府としては、小泉内閣の時代にヨルダン川の開発などで資金援助をするという話があったものの、その後の両国の関係改善に向けての発表はあまりおこなわれていないように思われます。現実の国際関係から、中東紛争についての日本政府における立ち位置は非常に難しいと思われますので、PFJのような民間の非営利団体が、非常に地味ではありますが、長期にわたり交流の場を提供するのは素晴らしいことではないかと思います。

Peace Field Japanのホームページは次の通りです。
http://www.peace-field.org

投稿者 Kuribayashi Sogo Law Office

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