代表弁護士ブログ

2013年12月 2日 月曜日

国際取引セミナーの開催

平成25年11月15日、日立システムズ株式会社で、国際取引に関するセミナーを行いました。日立システムズ株式会社からは、今後アジアやアメリカなどでの事業展開を行っていくに際して、若手の社員に対して、国際取引に関する基本的事項を話してほしいと依頼されておりました。今回のセミナーには、ベーカーマッケンジー法律事務所のカナダ人弁護士、中国人弁護士にも登場いただき、アメリカや中国の最近の事例やトピックについても話してもらいました。

カナダ人弁護士(ナイルさん)は、全て英語での話でしたので、全部理解してもらえたかどうか分かりませんが、基本的な英語能力の向上にも貢献できたのではないかと思います。また、中国人弁護士(シさん)からは、中国の裁判手続きについての非常に興味深い話をいただきました。栗林からは、FCPA(外国公務員収賄法)の基本的な内容と実施状況、不正競争防止法による外国人公務員への贈賄の検挙状況を話し、海外での公務員への接待について特に注意すべきことを話しました。また、アメリカのセクシャルハラスメント、ヨーロッパの独占禁止法(カルテル)、中国での模倣品など工業所有権侵害への対応について、それぞれ事例に基づいて説明しました。また、単に栗林の穂から一方的に話すだけではなく、できるだけインタラクティブな講義とするため、模倣品への対応策などは、どのように考えるべきか、参加者各人にできるだけ意見を述べてもらうようにしました。

また、第2部として、参加者に日本Aチーム、アメリカAチームなど、いくつかのグループに分かれてもらい、仮想の事例に基づき、金額その他契約に関する条件交渉を行ってもらいました。日本人はアメリカ人と違い、ネゴーシエイションを学ぶ機会が少ないですので、参加者がそれぞれの考えに基づいて意見を述べ、論点についての集約を図る作業は経験としても貴重であったのではないかと思います。最後に、事前に準備しておいたNDA(秘密保持契約書)とLOI(レターオブインテント)に各チームの代表が署名し、講義が完了しました。法務部門を除き、技術の担当者などは英文契約書に署名する機会も少ないですので、英語での契約書の調印、イニシアルサイン、リボンでのバインディングなどを経験してもらう貴重な機会ではなかったかと思います。

ビジネスの世界ではものすごい速度でグローバル化が進んでいますので、法務部門や外国部門だけでなく、技術者や管理者それぞれが英語の契約等に慣れておくことは非常に重要なことではないかと思われます。私どものセミナーが、日本企業の海外展開にとって少しでもお役にたてることが出来れば幸いです。

投稿者 Kuribayashi Sogo Law Office

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